2011年02月25日
川俣晶の縁側ソフトウェア技術雑記 total 5365 count

"Twitter Notification"というspamメール

Written By: 川俣 晶連絡先

「"Twitter Notification"というspamメールが来たが対処に少し迷った」

「どうして?」

「軽く調べた範囲では『本物ではない』と見なす特徴は特に見当たらなかった。まあ本物がどういうものか分からないけどな」

「それで?」

「しかし、意味が分からなかった。"You have notifications pending"というだけで何を通知しているのか分からないし、そもそももう使ってないメールアドレス(Twitterにも登録してない)に来た」

「じゃあ、登録時の通知じゃないか? 誰かが勝手に君の(もう使ってない)アドレスで登録したとか」

「そう思ったが、だからといって『違うときは押してね』というURLを叩くのも怖い」

「何が起こるか分からないものね」

「たとえtwitter.comドメインでも不明のユーザーデータが入ってる可能性までは否定できないしな」

「そうか」

「でも、ハッと気付いてチェックした」

「何を?」

「HTMLパートだよ」

「普段はテキストパート見てるからね」

「うん、でもこのメールにはHTMLパートがあった」

「それを見て何か分かったの?」

「分かった。要するにテキストとしてはtwitter.comのドメインのURLが書いてあるが、HTMLパートのhref属性には別の怪しげなドメイン名が書いてあった」

「ははは。そりゃ典型的な別サイト誘導spamだがや」

「久々に参ったねこれは。メールをHTML形式で読まない読者には何の意味も無いspamであった」

「つまり君にも送信者にも100%のゴミだったというわけだね」

「自分に取ってのゴミなら日常茶飯事だが、送信者にとってもゴミとは恐れ入った」